作業日誌について

コロナ前でここへの日誌付けも止まってしまっていた。だけれど実際にはコロナが原因ではなく、自分の仕事の変化が原因だった。転職し、自転車整備の仕事についてから忙しくなり、結局2024年になったというだけ。

このブログもこれからは本当の意味で「作業日誌」にしていこうと思う。というのも自分で店舗をもち独立することになったからだ。場所も関東ではなく、関西に移動した。

ごくごく個人的な感じで運営してきたブログを今更、店舗の運営に関するブログにするのもどうかと思うが、今まで言ってきたことやここに書いてきたことが自分の中で過去のものになるわけではないし、特に間違っているとか間違っていないとかそういうこともないので、そのまま残して上書きしていこうかと思う。ここの記述を過去に辿って、小難しいことが書いてある記事を読んで、それで客が減るということ増えるということももないと思う。

ここにはこれからライトの制作や店での作業などで、インスタグラムの投稿ではカバーできないようなことを書いてみようと思う。作業日誌なので備忘録的な要素もある。なので、決して世間に向けての店舗のお知らせのコーナーではない。作業日誌というタイトルもそもそもベルト・ブレヒトの作業日誌にあやかってつけた。ブレヒトの日誌も備忘録や、写真や新聞の切り抜きがあるぶんだけブログに近い。私の作業日誌もそのスタイルで行きたいと思う。こういうのはいつも「誰に向けて書くのか」があいまいになる。自分に向けてのようで、誰かが読むことを意識した文体で、中途半端で虚空に向かって誰かに聞かせる独り言を放っている感じだ。

その点、ブレヒトの日記も私的なことを書かないとあり、日記ではない。考えてみるとブレヒトは誰かと対話することで自分の創作をすすめる気質だったという。翻ってみると作業日誌は多分自分に向かって語るというスタイルに見えなくもない。

つまりはそういったことにも何かしら自分の作業を整理する効果があるということだろう。そう思って続けていきたい。